2017年01月20日

今週末の小豆島

小豆島ではここ数日、風の冷たい冬らしいお天気が続いています。
外に出るのが億劫になりがちな季節ですが、冬こそ空気が澄んで景色が美しく見渡せます。
また、小豆島では毎週末、いろいろな伝統行事やイベントがおこなわれていますので、ぜひ足をお運びいただきたいと思います。
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先ず、初大師の1月21日(土)は、小豆島八十八ヶ所霊場に春の巡拝のはじまりを告げる風物詩、小豆島八十八ヶ所霊場 『島開き法要』がおこなわれます。
弘法大師の月命日である1月21日に毎年おこなわれていて、一年間のお遍路さんの道中の安全が祈願される100年以上続く島の伝統行事です。
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小豆島は、弘法大師 空海が生れ故郷の讃岐(現在の香川県善通寺市)から京都へ上京または帰郷する際に立ち寄り修行を行った地であり、険しい洞窟や浜辺の庵など多くの霊跡(神聖ないわれのある場所)が伝えられ、小豆島八十八ヶ所霊場として創設されました。
現在も、この『島開き法要』からはじまり、多くのお遍路さんが訪れる聖地として遍路文化が息づいています。

当日は、霊場寺院はじめ霊場協会会員、御詠歌隊、参拝者や島民が土庄港でお遍路さんを迎えて、先頭の山伏が道を切り開きながら、「お迎え大師像」と共に小豆島霊場会総本院までの約1キロを行列になって練り供養します。
小豆島霊場会総本院到着後は法要が行われ、世界平和、霊場の興隆、家内安全、道中安全等、所願成就などが祈念されます。
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寒い中の練り供養ですが、山伏の黄、お遍路さんたちの白、各霊場のご住職たちの紫と、『島開き法要』の旗の赤と、色彩も美しい行列に目を奪われます。
そして、御詠歌の旋律や鈴の音、法螺貝の音などが耳に響きます。
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また、この『島開き法要』の前日 1月20日は、自由律俳人 尾崎放哉の生まれた日です。
尾崎放哉は、小豆島八十八ヶ所霊場のひとつ西光寺の奥の院だった南郷庵で、放浪の生涯の最期を迎えました。
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1月22日(日)には、尾崎放哉の生誕を記念した行事、「放哉講和」も行われます。
尾崎放哉の生誕地である鳥取県から講師をお招きして、「放哉の育った地・鳥取から一高・東大へ」という演目でお話しが伺えます。
詳細は下記をご覧ください。

〜尾崎放哉生誕記念行事〜 放哉講話『放哉の育った・鳥取から一高・東大へ』
〈講 師〉北尾泰志氏(中学校教諭)
〈日 時〉平成29年1月22日(日)  10:00〜11:30
〈場 所〉土庄町立中央図書館(ほんとぴあ) 多目的室
〈対 象〉小学生から一般
〈入場料〉無料
〈お問い合わせ〉小豆島尾崎放哉記念館 0879-62-0037

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これらの行事に参加して、これからも、お遍路さんや旅人をお迎えするあたたかい心、霊場をとりまく歴史や自然、文化について知り、引き継いでいきたいです。
皆さまもぜひご参拝、ご参加ください。

小豆島観光協会 岸本
posted by 小豆島観光協会 at 17:13| 香川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

1月15日の過ごし方 福田・尾崎編


暖冬から一転して寒い日がつづいておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、1月15日は、満月の日から次の満月の日までを1ヶ月としていた昔の暦でいうお正月です。

今回は、小豆島の北東部、福田・尾崎地区での1月15日の過ごし方を紹介します。


@早朝に遠手(とおて)浜に集合する

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寒かったぶんだけ空は澄んでいました


A円柱形の「型」に竹を巻きつけていく

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竹を前日に切り出しておきましょう


Bある程度巻きつけたらワラを詰め、引き続き竹を巻きつける

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ワラは詰め過ぎずふわっとさせるのがポイント
ぐるっと一周つけ終わったら、竹の長さを切って揃えましょう


Cそれを立て、固定する

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8〜9mはありますので、倒れないように縛って固定しましょう


D竹が隠れるぐらいまで、木の枝をさしていく

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木の枝はウバメガシのものがいいでしょう


Eまっすぐになるよう整える

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竹と竹の合間から、持ち寄った正月飾り・おふだなどをいれましょう


F暗くなるのを待ち、火をつける

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火を見ながら無病息災を祈りましょう


G火の勢いが落ち着いたら、お餅やミカンを火で焼く

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熱いので竹の先にはさむなどして焼きましょう


火が消えたら後始末をして、これで1月15日の全行程は終わりです。


さて、この時期に竹、木、ワラなどを組み、正月飾りなどを持ち寄って燃やすという行事は、沖縄県を除いた日本中で行われているそうです。小豆島では「とんど」と呼ばれています。


今回ご紹介したものは、皆さんの地域と比べていかがだったでしょうか。


一年の厄災を祓うとされる「とんど」が終わり、新年は本格的にスタートしました。


本年も小豆島をどうぞよろしくお願い申し上げます。






小豆島町 商工観光課 たからだ


posted by 小豆島観光協会 at 18:23| 香川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

小豆島でボルダリング

長かった寒波もようやく過ぎ今日は穏やかな小豆島です。

寒波の間、北に面した海岸沿いは北西の季節風が吹き荒れました。
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これぞ小豆島の冬。
この冬らしい天気も島の風物として楽しめます。

さて、自然豊かな小豆島では天然のストラクチャーを生かしたアクティビティーが盛んです。
その中でもコアなファンの中で行われているアクティビティーがロッククライミングです。

良質な花崗岩で構成されている小豆島では山の岩盤が露出しているところが所々にあります。

クライマーの聖地的なポイントの「拇岳(おやゆびだけ)」
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その名の通り親指を立てたような形をしています。
麓から見上げるととても壮観な佇まいの一枚岩です。
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吉田の岩場群
ここは大小様々な岩壁があります。
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天気のいい日に岩に目を凝らしてみると登っているクライマーを見ることができます。
しかしこのアクティビティーは専門の知識・装備・経験を持った人しかできません。

先日、小豆島でボルダリングの体験スペースが期間限定でオープンしました。
場所は土庄町総合会館(フレトピアホール)です。
ボルダリングとはフリーククラミングの一種で小豆島では初上陸とのこと。

オープンした最初の土日は子どもから大人まで大盛況でした。
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6mほどの高さで難易度によって様々な登り方があります。
私も体験しましたが、短い距離を登っただけで手足がプルプルと震え全身の筋肉が疲労したのを感じます。
見た目以上に過酷なスポーツだなあと感じます。
単に壁を登るだけなのですが体験してみるととても奥が深い。
競技として成り立つのも納得です。

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逆に小さな子どもたちの方がすいすい上がっていました。

このボルダリング体験スペースは2月11日までやっています。
夜は9時まで営業しています!
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場所:土庄町総合会館(フレトピア小ホール)
期間:1月16日(月)〜2月11日(土)
営業時間:平日13:00〜21:00(定休日:火曜)
     土日10:00〜21:00
料金:一般    平日500円 土日1000円
   中学生以下 平日・土日いずれも500円
   60歳以上  平日・土日いずれも500円
   レンタルシューズ 300円(チョーク無料)
お問合せ:トノショーチョースポーティープロジェクト
     土庄町教育委員会生涯学習課内
     0879-62-7013
※マット等を敷いていますがくれぐれも安全にご注意の上お登りください

寒い冬は屋内で。
ぜひ、このアツいボルダリングを体験してみてください!


土庄町役場 商工観光課 いしとこ
posted by 小豆島観光協会 at 10:02| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月16日

美しい瀬戸内の「凪」

毎日寒い日が続いています。
暖かな瀬戸内といえども、厳しい冬将軍が到来しています。
12月中ごろには、島の山間部で雪が降りました。
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うっすら雪化粧の寒霞渓 四方指より(寒霞渓ロープウェイ提供)

さて、ここ小豆島は「瀬戸内式気候」と呼ばれる地域です。
香川県、岡山県、広島県、愛媛県など、瀬戸内海に面した地域がこれに当たります。
瀬戸内式気候とは、
・年間を通じて湿度や気温が安定している
・年間を通じて晴れの日が多い(降水量が少ない)
・瀬戸内特有の「凪」が見られる
他にもいろいろありますが、主な特徴はこのようになっています。
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オリーブの栽培に適した瀬戸内式気候

島に暮らして1年半が経ちますが、たしかに晴れている日が多く、穏やかな日が多いように感じます。
対岸の高松で雨が降っていても小豆島は晴れている、そんな不思議な日も少なくありません。

そして、瀬戸内特有の「凪」。
島に来るまで「凪」という言葉に馴染みがありませんでした。
凪とは、風が止んで波がぴたっと穏やかになること、とされています。
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まるで湖のような瀬戸内海

小豆島のような沿岸地域では、天気のよい日には、日中に海風、夜中に陸風が吹いています。
その海風から陸風へ切り替わるときの無風状態を夕凪、陸風から海風へ切り替わるときの無風状態を朝凪というそうです。
つまり、「凪」は朝夕に多く見られる光景ということですね。
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夕凪に浮かぶこぼれ美島

瀬戸内の気候が創り出す「凪」。
まるで時間が止まっているような、夕凪・朝凪をゆったりと感じてみませんか。

小豆島観光協会 角田
posted by 小豆島観光協会 at 16:23| 香川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

小豆島の絶景

小豆島では、年始から穏やかなお天気が続いています。
特に元旦は暖かく快晴で、島の南東にある大角鼻灯台の横から見事な初日の出を見ることができました。
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小豆島のお正月は、神社に初詣に行くだけでなく、小豆島八十八ヶ所霊場に初参りする人も多いです。
一部の霊場では、願いごとを護摩木に託し、護摩祈祷をしていただけます。
洞窟のお堂での護摩焚きはとても神秘的で、1年の始まりに、新たなパワーをもらえ、気持ちも引き締まります。
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今年は、第二番札所 碁石山で護摩祈祷をしていただいた後、第一番札所 洞雲山、第三番 奥之院 隼山へと歩いて参拝しました。
この参拝ルートは、神秘的な洞窟の霊場の雰囲気を体感し、また、歩きながら美しい海の風景を楽しむこともできます。
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洞雲山から隼山へのウバメガシの木々の見事なトンネルを抜けると展望台があり、「讃岐十景」にも選ばれている絶景が見渡せます。
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「讃岐十景」について少し調べてみると、1927年に、香川県を代表する名所である 屋島、金刀比羅宮、栗林公園を別格として、香川新報(現・四国新聞社)が読者投票をもとに選定した観光地10選だということを知りました。
「讃岐十景」のうち2つが小豆島内で、この洞雲山と、渕崎八幡山(現・富丘八幡神社)が選ばれています。
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初詣に富丘八幡神社にも参拝しました。
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この神社は、応神天皇伝説に出てくる“小豆島五社八幡宮”のひとつで、塩土山とも呼ばれた小高い丘に926年に建てられました。
応神天皇が来られた際に、瀬戸内海の絶景を見て「嶋景色 あそぶ魚鳥 いつらへの海にかげある 塩土の山」という歌を詠まれたと伝えられています。

この日は大快晴の青空の下、キラキラときらめく海にはあずき島、人気のスポット エンジェルロード、遠くは屋島も見渡せて、まさに応神天皇の詠まれた歌が頭に浮かびます。元旦からこの美しい景色に出会えて心が洗われました。
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古墳時代の伝説でも愛でられ、90年前にも多くの人によって選ばれた景観地を訪れ
て、いかに古くからこの絶景が人々の目と心を楽しませてきたかが実感できました。

今年も、このような昔から伝わる絶景、新しく見つけたとっておきの風景、そしてそ
の風景にまつわる様々な歴史や文化をたくさんご紹介していきたいと思います。
しばらく寒い季節ですが、空気は澄んで絶景が楽しめる時期でもあります。
皆さま、ぜひ小豆島にいらしてください!

小豆島観光協会 岸本
posted by 小豆島観光協会 at 17:30| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする