2017年02月24日

小豆島の水産業@「ノリ養殖」と食育

2月も終盤に突入し少し日差しが強くなったように感じられるようになりました。
徐々に春が近づいている小豆島です。

さて、水産業が盛んな小豆島ですがその中でも特に大きな産業となっているが、「ノリ養殖」です。
ノリ養殖は12月〜3月の冬の寒い時期が養殖のシーズンで、今の時期も盛んに行われています。

現在小豆島・豊島では27の業者がノリ養殖を営んでいるそうです。
ちなみに香川県のノリ生産量は全国6位!
日本一面積の狭い県にもかかわらず、これだけの生産量があるということはそれだけノリ養殖が盛んであることがうかがえます。
穏やかな瀬戸内海で、海の栄養も豊富なところもノリ養殖に適しているんでしょうね。

小豆島のノリ養殖は浮き流し式と呼ばれる、いくつものフロートの間にノリ網を張った形で行われます。
ノリ養殖の様式は「支柱式」と「浮き流し式」2種類あり「支柱式」は有明海など比較的遠浅の場所で行われます。「浮き流し式」は比較的沖合で水深の深い場所での養殖に適しており波にも強く、小豆島のほとんどがこの浮き流し式の方法で行われています。
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海一面に張られたノリ養殖の網(ノリ網)の様子です。
わかりますでしょうか?海面が少し白く見えるところがすべてノリ網です。

拡大してみます。
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小豆島の沿岸一帯にこのノリ網が張られています。

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ここは島北部(四海・北浦・大部地域)のノリ養殖場です。
東西に10km以上の広大な養殖場を擁しています。

これはノリを摘み取る船です。
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「潜り船」と呼ばれるこの船をノリの網の下にくぐらせて備え付けられている機械で刈り取ります。

その後、沖合で船上からポンプで陸のタンクにためます。
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その後加工施設に送られ乾燥を経て板ノリが完成です。

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完成した製品はダンボールに詰めて香川県漁連の共販事業部に出荷されます。
そして等級検査後に海苔商社(県内外)により入札が行われ全国へ流通するそうです。
一部のノリは生ノリとして島内の佃煮屋にも出荷されています。

さて先日、このノリを使った食育の行事が漁業の盛んな四海地区で行われました。
参加したのは地元の四海幼稚園の園児16名。
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若手漁業者代表の宮地さんが園児に挨拶。
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その後ノリを使った「巻きずし」を作りました。
四海漁協婦人部の一田さんの指導のもとノリを巻いてゆきます。
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これが香川県産のノリです。
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板ノリを加工して作られた「やきのり」です。
鮮やかな緑色でいかにも美味しそう。
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園児の中には祖父母や親が漁業に携わっている家もあるのかやはり海について詳しく非常にたくましいです。
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具には地元産のアナゴをはじめほうれん草、玉子、にんじんなどが入っています。
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完成した巻きずしです。
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部屋いっぱいにノリのいい香りが漂い食欲をそそります。
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園児たちもおいしそうにもりもり食べていました。
小さい頃から地元の食材に触れるということはとても重要なことですね。

年々水産物の消費は減少してゆく中ノリの消費も減少しています。しかし、回転ずしやコンビニのおにぎりなどの消費にも支えられ、ほかの水産物と比べたら消費の減少は緩やかであるとのことです。日本の料理には欠かせないノリは今後もここ小豆島の重要な産業として受け継がれていってほしいものです。みなさんの食べているそのノリもひょっとしたら小豆島産かもしれませんよ。


土庄町役場商工観光課 いしとこ
posted by 小豆島観光協会 at 15:54| 香川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月22日

飛び出せ、「出張!観光英会話教室」スタート!

「英語が少しでも話せたらなぁ・・・」
そんな風に思う方は少なくないと思います。私もその一人です。
観光案内をする時、ちょっと声を掛けたい時、ワンフレーズだけでも言葉が出てきたら素敵だと思いませんか?
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小豆島観光協会ではこの度「出張!観光英会話教室」を始めました。
これは、いわゆる“教室を持たない英会話教室”です。

これまでも毎週オリーブナビで英会話教室を開講して参りましたが、
「行きたいけど都合が合わない・・・」
「毎週は通えない・・・」
「仕事で即使えるフレーズだけ学びたい・・・」
といった声にお応えすべく、この「出張!観光英会話教室」を実施することになりました。

特徴としては、
@日時が自由!
→施設ごとに好きな時間をご指定頂けます。
A場所が自由!
→講師が指定の場所に伺います。
B内容は各施設に合わせて実施!
→すぐ使える!施設の希望に沿った内容で行います。
C1回のお申込みで1レッスン!
→連続して行う必要がありません。お気軽に1回から受けられます。

仕事の合間に英会話をさっと学び、そして仕事で即使えのが「出張!観光英会話教室」の特徴です。
2月からすでに島内いくつかの施設で実施しております。
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この日は、まず簡単な挨拶や受け応えを学びました。
お客様とスタッフ側に分かれて練習をしてみます。
「笑顔でね!ちゃんと目を見て下さいね。」
そう声を掛けるのは、小豆島観光国際化アドバイザーの森川光与さん。

そのあとは、レストランやフロントなど部署ごとに使えるフレーズを、受講者の方から質問を受けながら答えていきます。具体的な質問も多く、あっという間の1時間でした。
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受講された方からは、
「自分の仕事で必要なものを吸収できるのでよかった。」
「仕事の合間で参加できるので助かる。」
「職場の仲間と参加出来るので、質問などもしやすい。」
といった良いお声を頂いています。
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また、この教室では単に英会話を教えるだけでなく、文化の違いやジェスチャーなど、言語以外での学びにも注力しています。異文化を知ることもまた国際化への一歩。皆さん興味を持って聞いていました。

この「出張!観光英会話教室」は小豆島観光協会会員向けに随時募集を行っています。
ご興味のある方は、ぜひ小豆島観光協会(0879-82-1775)までお問い合わせ下さい。
お待ちしております!

小豆島観光協会 角田
posted by 小豆島観光協会 at 13:49| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

地域のタカラモノを守る!「棚田オーナー」募集中です

中山棚田協議会では、「棚田オーナー」を募集しています。

まずは、中山ってどんなところ?棚田とは?

棚田オーナー制度の概要とともにご覧ください。








小豆島のほぼ中央に位置する中山地区。

人口約330人の里村には、地域の人たちが大切にしてきたタカラモノがたくさん残されています。


約1万年前の大地震による地崩れでできた急斜面を利用し、約700年前に石積みにより造られた棚田百選にも選ばれた「中山千枚田」。



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棚田を見下ろす湯船山から湧き出る名水百選にも選ばれた「湯船の水」などの豊かな自然の恵みを受け、



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農作物が作られ、



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五穀豊穣を祈願する「虫送り」や




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地域の人で上演する「農村歌舞伎」などの伝統文化が受け継がれています。




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2010年の「瀬戸内国際芸術祭」からは、台湾のアーティスト:王文志(ワン・ウェンチー)さんによる地元の竹を使った作品が展開され、また、映画「八日目の蝉」の舞台としても、その豊かな自然と文化といった大きな魅力が多くの人々の心を掴んでいます。




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しかし、このタカラモノにあふれたこの場所も、地域で暮らす人たちにとっては、生活の場。

少子高齢化などによる人口減少などは、避けることができません。

約800枚の田んぼも、年々耕作放棄地が増えているという現状があります。

昔から、豊かな自然や人の絆で、地域の文化や伝統を守ってきました。
そして、地域の文化や伝統などにより、自然や人の絆を強いものにしてきました。

時代を経ても、今も変わりなく、
地域のタカラモノを自分たちの手で守るために、中山棚田協議会を立ち上げ、棚田の保全活動に取り組んでいます。


その活動の1つとして「中山棚田オーナー」を募集します。

棚田の田植えや稲刈り、といったお米を作る活動だけではなく、希望する方は虫送りへの参加、農村歌舞伎の鑑賞も可能です。

詳細につきましては、

小豆島町のホームページをご覧くださいね。

↓こちら↓
http://www.town.shodoshima.lg.jp/kakuka/nourinsuisan/nakayama-senmaida-owner.html

申し込みは、3月10日(金)までとなっております。

昨年度参加されたオーナーからは、

「家族にとって貴重な体験となりました。子どももたくさんの生き物に触れることができました!とても大きな収穫です」

「棚田の風景や様々な行事に参加をして、棚田への思い入れが深まりました」

など、嬉しい声を頂いています。





1年を通して、様々な表情を見せてくれるとても素敵な場所です。

絵を描いたり、星を見たり、ホタルを見たり、贅沢な時間を過ごすことができます。



楽しみながら、

次の世代につなげていけるように、多くの力をお待ちしています。



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小豆島町企画財政課 広報担当 中川

posted by 小豆島観光協会 at 12:00| 香川 ☀| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月17日

第23回「まるごと小豆島 ―島の魅力再発見!― 古文書と石が語る小豆島の歴史」

小豆島観光協会では、小豆島に来ていただいたお客様をおもてなしするスタッフが、 改めて小豆島について知り、スキルアップにつなげる場をつくろうと 「まるごと小豆島―島の魅力再発見!―」と題したセミナーを月に1度開催しています。セミナーには、当協会会員の宿泊施設、交通機関、観光、産業に従事している方や、セミナーに興味をもってくださった一般の方にご参加いただいています。

昨日2月16日に開催した第23回目は、「古文書と石が語る小豆島の歴史」という演題で、徳島文理大学文学部 文化財学科教授 橋詰茂様にご講演いただきました。
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橋詰様は、小豆島の土庄町大部地区のご出身で、中世の瀬戸内海地域史をご研究される傍ら、2006年より小豆島での古文書出前講座を担当されました。その際に小豆島に残る古文書に触れ、その保存状況の悪さを目の当たりにされ、島内の古文書の調査を開始されたそうです。
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講演では、そもそも「古文書」とは?からお話しいただきました。
古文書は、簡単に言うと昔の“手紙”だそうです。手紙は捨てられてしまうものなので、現在まで残されているものがいかに大切かということがわかります。そしてそこに書かれたこと読み解くと、当時の歴史・文化を見出すことができるのです。

その残された貴重な古文書から読み解かれた小豆島の歴史・文化について、お話しはすすめられました。
先ず、慶長10年(1605年)に徳川幕府が諸国大名らに命じて提出させた最初の国絵図「慶長小豆島絵図」についてです。

それは国絵図の元になる下絵なのですが、完成図は現存していないこと、また、絵図の制作過程がわかることなどからも、とても貴重なものといえるそうです。
そしてその絵図からは、当時小豆島内は土庄、池田、草加部(草壁)、北浦の4つの「組」に区分されていたことや、それぞれの組の石高、島の地形の特徴なども見て取ることができます。
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さて、この絵図ですが、現在私たちが目にする小豆島の地図とはどこか違っています。
そう、上下が逆になっているのです。
それは、備前側から見た描かれ方で、当時の小豆島は幕府の天領でしたが、讃岐国ではなく、備前国に近い位置づけであったことが伝わります。
さらにこの絵図は、11か国と1島分が現存していますが、その1島である小豆島は、いかに幕府にとって重要な島であったかということもわかります。

続いて、徳川時代の大坂城再築の際の石材の提供に関する古文書についてお話しいただきました。
西国の諸大名が小豆島各所から石を切り出し、大阪へ運んだことは広く知られていますが、ではどのように石切丁場を探したか、どうやって石を運搬したか、どれくらいの輸送賃がかかったかなどの詳細はわかっていませんでした。
当時小豆島を統治していた大坂城作事奉行の小堀遠州宛てに書かれた、石の採掘を願い出る古文書や、石材運んだ船の大きさ、輸送料などを記載した古文書などが発見され、それらが少しずつ明らかにされています。
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今後、小豆島の石切丁場に残された石や石に刻まれた刻印、さらには、海の中に残された石、また、古文書に書かれているが、場所が明確でない石切丁場など、まだまだ調査すべきことはあり、そこから新たな小豆島の石の文化の歴史、石材産業の変遷が見えてくるとのことでした。

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災害など、常に失われる危険と隣り合わせの小豆島に残る貴重な古文書を、いかに発見し、保全するかが今後の課題だそうです。
また、橋詰様がこれまで小豆島の古文書の研究にご尽力され、見出してくださった小豆島の歴史・文化を、私たちは積極的に学び、どのように継承して生かしていくか、私たちにできることを探していかなくてはならないと感じました。

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*次回のまるごと小豆島は下記のとおりです。
お申込みは小豆島観光協会(0879-82-1775)まで。ぜひご参加ください。

第24回 「赤穂と小豆島のつながり」〜東瀬戸内文化圏の構築に向けて〜
講師: 矢野 英樹 氏(赤穂観光大使) 
日時: 2017年3月23日(木)14時より
会場: 小豆島ふるさと村 ふるさと荘交流センター 

内容: その昔、赤穂から移り住んだ人々によって、塩や醤油など小豆島の産業は発展を遂げてきました。以来、海を越えた交流が今も地道に紡がれています。まさに赤穂を知ることは小豆島のルーツを知ることではないでしょうか。赤穂と小豆島、その深い結びつきとこれからの未来についてお話し頂きます。

小豆島観光協会 岸本
posted by 小豆島観光協会 at 17:02| 香川 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月16日

第40回記念大会 小豆島オリーブマラソン全国大会

ここ数日、日中は春らしい陽気が出てきております。


朝晩はまだまだ厳しく冷え込んでおりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、来たる5月28日の日曜日、「第40回小豆島オリーブマラソン全国大会」が開催されます。

40回という節目の年を迎え、今回はゲストランナーにオリーブ大使である増田明美さんをお招きするなど、いつもに増して華々しい大会になるよう準備を進めております。


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オリーブマラソンの情報はこちらから↓
http://www.town.shodoshima.lg.jp/olive_station/40olive-marasonH29.html


それでは、昨年の大会の様子を少しご紹介します。


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小豆島に到着したランナーの皆さん 海を渡って多くの人に参加していただいております


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スタート時の様子 


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醤油の香りが漂う「醤の郷」を駆け抜けるランナー


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オリーブ女王がオリーブの冠を贈呈する様子


参加したランナーの皆様からは、「海や新緑を近くに眺めながら走ることが出来て気持ちよかった」という感想をよく頂きました。また、「走りながら観光をしているようだった」と仰った方もおられました。


ランナーの皆さんがそれぞれの楽しみを見つけることが出来るのも、オリーブマラソンの魅力です。


今年も皆様のご参加を心よりお待ちしております。



定員(先着5,000名)に達した場合は、申込期間中であっても受付を終了します。
 キャンセル待ち及び当日エントリーはありませんのでご了承ください。









小豆島町 商工観光課 たからだ
posted by 小豆島観光協会 at 15:22| 香川 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする