2017年02月08日

島に架かる“天使の梯子”

ひんやりした冬らしい日が続いています。
冷たい空気のおかげで、景色も澄み渡り、島の山々もくっきりと見渡すことが出来ます。
空気が澄んだ秋から冬にかけて、夕暮れ時になると美しい太陽の光が射し込みます。
P8240370.JPG
雲の切れ間からカーテンのように射す光。
この現象は「薄明光線」といわれる現象です。
太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、
光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見えます。
積層雲、積乱雲など、太陽光線をさえぎるくらいの厚みがあって、かつ切れ間のある雲が発生した時に起こるそうです。
P8070103.JPG
この「薄明光線」、別名では「天使の梯子」と呼ばれているそう。
旧約聖書の記述では、ヤコブ(聖書に登場する族長)が夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たと記されているそうです。
このことからやがて自然現象もそのように呼ばれるようになったとか。
昔のロマンを感じる素敵な話ですね。
碁石山からの眺め.jpg
かの有名な詩人・宮沢賢治は、この現象を「光のパイプオルガン」と呼びました。
このカーテンのような筋が、パイプのようにスッと伸びて見えたのかもしれません。
宮沢賢治の豊かな感性を感じます。
IMG_1555.JPG
時を超えて世界中の人々が見つめてきた光。
瀬戸内海の穏やかな海が、太陽のスポットライトに照らされます。
IMG_0133.JPG

小豆島観光協会 角田
posted by 小豆島観光協会 at 14:01| 香川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月01日

オリーブオイル品評会

先日のことになりますが、平成28年度香川県オリーブ品評会・オリーブオイル部門の審査が

1月27日に実施されました。

会場.jpg

今年度の申し込みは19件あり、
平成28年10月以降に香川県内で収穫されたオリーブの果実のみを原料とし、県内で採油加工された食用(販売目的で製造されたもの)のエクストラバージンオリーブオイルが審査の対象です。

オイル.jpg


申込されたすべてのオイルが一次審査(化学検査)を通過して、この日二次審査の官能評価へと進みました。

セット.jpg


キャリブレーションでまず2品を評価し、基準などを説明しながら、評価のばらつきなどを調整し、
本審査への準備をします。

審査の様子.jpg

視覚での判断ができないような容器を使用し、オイルの温度も統一。
水や炭酸水やりんごで、味をリセットさせながら1つ1つ審査していきます。


審査は
香り(強度・複雑さ)、味覚(強度・複雑さ)、ハーモニーの5項目でそれぞれ採点され、
総得点で受賞者が決定します。

審査.jpg


審査の後の講評では、
今期の香川県産オリーブオイルの傾向としては、熟度が進んだ中での採油により、
ライプ傾向(まろやか)で、特にデリケートで料理にあわせやすい商品が多いという内容がありました。

収穫に合わせて、1年間大切に育てられるオリーブです。
日照時間や雨量などの天候に左右されますし、園地の環境でも木や実にさまざまな影響がありますが、
小豆島では生産者の方々の努力によって、毎年高品質で安定したオリーブオイルが提供されています。


品評会の結果などにつきましては、こちらをご参照ください。

小豆島町〜まちの付箋紙〜



小豆島町観光協議会  高岸
posted by 小豆島観光協会 at 13:49| 香川 ☀| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

第22回「まるごと小豆島 ―島の魅力再発見!― 地域愛で村おこし」

小豆島観光協会では、小豆島に来ていただいたお客様をおもてなしするスタッフが、 改めて小豆島について知り、スキルアップにつなげる場をつくろうと 「まるごと小豆島―島の魅力再発見!―」と題したセミナーを月に1度開催しています。
セミナーには、当協会会員の宿泊施設、交通機関、観光、産業に従事している方や、セミナーに興味をもってくださった一般の方にご参加いただいています。

1月26日に開催した第22回目は、「地域愛で村おこし―島で育ち生活して60余年!大好きな小豆島」という演題で、淵崎村里づくり推進協議会会長 葛西 孝通さんにご講演いただきました。
DSC02951.JPG

葛西さんは、創業100年を超える米屋の3代目としてお仕事をされる傍ら、小豆島駅伝競走大会や、淵崎村里づくり、商工会やロータリークラブなど、様々な地域活動に取り組まれています。

セミナーでは、葛西さんの子どものころのエピソードや人との出会いが語られました。
学生のころから駅伝部、陸上部で、先生や先輩方に導かれて活躍され、厳しいけれど走る楽しさを覚えたそうです。この学生時代の日々が葛西さんの原点になっているとのことでした。
DSC02990.JPG

高校をご卒業後は、先ず約1ヶ月かけて日本一周の旅に出られたそうで、ここでも多くの人と交流したり、自立を学んだそうです。
その後は仕事をしながらマラソンと駅伝を続けられました。

小豆島駅伝競走大会は、昨年12月で57回目を迎えた歴史ある大会ですが、これまでに、当日急に出られなくなった走者の代走者を探して早朝から苦労されたお話や、大会終了後に、代走者から感謝の言葉をもらったことなども伺いました。
駅伝競走大会は、このように地域の人と関係者とが力を合わせて作るもので、島の子どもにとっても大人にとっても素晴らしい経験であり、それが生きる力になるとおっしゃいました。
そしてその力が57回継続することにつながっているのだと納得させられました。

駅伝競走大会の他にも、葛西さんがお住まいの淵崎という地域の歴史や文化、自然を知り、継承する多くの取組みをされています。
それはお祭りやお茶会、絵画展やコンサート、また、光のイベントなど、本当に多岐にわたります。それを一度きりではなく、継続して行うことが、大変で難しいが未来につながる大切なことだとお話しされました。
2.jpg

葛西さんご自身、様々な取り組みを通して、これまで関心のなかったことにも目を向け、世界を広げてこられたそうです。
常にいろいろな人との出会いから多くのことを柔軟に受け止め、それを常に謙虚なお気持ちで多くの人に還元し続けていらっしゃる葛西さんのお人柄こそが、地域を元気する力の源だと感じました。

セミナーにご参加の方々からも、「葛西さんのような方がいるから、いろいろな活動が続いているのだと実感できた」や、「スポーツ、美術、食、すべてにおいて、人との関わり、愛情、情熱があるからこそ、誰かの心に残り、次世代へとつながっていくのだと実感した」などの感想をいただきました。

私たちも、葛西さんの姿勢から多くを学び、地域を、そして小豆島全体を元気に盛り上げ続けていかなくてはならないと思いました。
DSC02993.JPG

さて、小豆島の魅力を一つでも多く知ってもらおうと開催している「まるごと小豆島」。
次回の第23回セミナーは、土庄町ご出身で、小豆島の古文書調査と石丁場に関する現地調査を行ない、島の歴史探究にご尽力されている徳島文理大学文学部文化財学科 教授 橋詰 茂様に、古文書と石が語る島の歴史についてお話いただきます。詳細は下記の通りです。ぜひご参加ください。

日時:2017年2月16日(木)14:00〜
テーマ:「古文書と石が語る島の歴史」
講師:橋詰 茂 氏 
(徳島文理大学文学部文化財学科 教授) 
会場:小豆島ふるさと村 ふるさと荘交流センター                           お問い合わせ:(一社)小豆島観光協会 0879-82-1775

小豆島観光協会 岸本
posted by 小豆島観光協会 at 20:26| 香川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月25日

「ウェルカムサポーターin二十四の瞳映画村」始動!!

昨年3月から活動している小豆島観光国際化チーム「ウェルカムサポーター」。
瀬戸内国際芸術祭2016期間中は各港で国内外のお客様をお出迎えし、様々な案内を行ってきました。
IMGP7627.JPG
瀬戸内国際芸術祭2016最終日の土庄港にて

芸術祭が終わり、次の新たな活動の場として「ウェルカムサポーターin二十四の瞳映画村」がいよいよ今週28日から始まります。「二十四の瞳」の紙芝居を英訳し、英語と日本語の二言語で上演します。
英語の台本は、小豆島観光国際化アドバイザーの森川光与さんが監修し、昨年末より月に一度の英会話セミナー「YOKOSO SHODOSHIMA」において練習を行ってきました。
FullSizeRender.jpg

先日21日には、実際に映画村において紙芝居の練習を行いました。
英語を読みながら、感情を込めるのがとても難しく、サポーターの皆さんも熱心に練習に励んでいました。
IMGP8809.JPG

サポーターさんからは、「難しかったけれど、なんとか出来そう!」「exciting!」というなんとも頼もしいお言葉。
やはり心構えが大切ですね。私もサポーターさんと一緒に頑張ろうと思います。

映画村では数年前から小豆島観光ボランティアガイドクラブの方々が紙芝居を上演していらっしゃいます。
IMGP8815.JPG
この日はちょうど上演日にあたり、先輩方の熱のこもった紙芝居を間近で見て勉強させて頂きました。
感情豊かな演技、とても素晴らしかったです。

紙芝居の練習の後は、映画村のスタッフに村内をガイド研修して頂きました。
あらためて村内をガイドしてみると、新たな発見や知らなかったことがあり、とても勉強になりました。
ブログ用.jpg
この面白さをいかに外国の方に伝えることが出来るか、工夫しながら切磋琢磨しようと思います。

昨年の秋頃から温めてきたこの活動。いよいよ本番が近付いてきました。
初めての試みで不安もありますが、まずは「Welcome!」の気持ちと笑顔で楽しみながら活動したいと思います。

《ウェルカムサポーターin二十四の瞳映画村 活動日程》
・日時 2017年1月28日〜4月1日の毎週土曜日 13:00〜16:00(紙芝居は13:30から上演)
・場所 二十四の瞳映画村 木造校舎
※都合により予告なく中止する場合があります

小豆島観光協会 角田
posted by 小豆島観光協会 at 16:17| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

島の春は鈴の音とともに。

大寒から立春までは、1年の内でも最も寒い時期といわれますが、本当にそのとおりですね。
小豆島の山々には雪が積もり、今日は、町の中もちらちらと雪が舞っています。

そんな寒い日々の中、
少し暖かな陽ざしがさした1月21日の朝、小豆島霊場88カ所の島開き法要が行われました。

170121島開き法要 (16).JPG


小豆島霊場88カ所は弘法大師空海が、生まれた讃岐の国から京の都へ行き来する途中に、たびたび小豆島に寄られ修行をした地であることが伝えられ、創始をされたといわれています。


そして、この弘法大師が入定した日(命日)が、3月21日と伝えられており、毎月21日は空海の縁日とされ、年初の縁日は「初大師」といわれています。


小豆島でも、毎年、この初大師の日に、「島開き法要」を行っており、今年もフェリーで土庄港に着いた『但馬金剛弘徳会』の方々を、住職や、山伏、ご詠歌隊、お稚児さんらが「お迎え大師」の尊像と共に、お迎えして、約1キロ弱の道のりを練り歩き、小豆島霊場総本院にて厳かな法要を行いました。

170121島開き法要 (68).JPG


「島の春は、鈴の音とともにやってくる」といわれ、すっかり春を感じさせる風物詩としても有名になりました。


常光寺.JPG


お遍路さんといえば、お接待。今では色々な使われ方をする「お接待」という言葉は、本来、仏教語で、布施の一つとして、修行僧に門前で湯茶などをを供することをいうそうです。


昔から小豆島ではお遍路さんへのお接待が盛んに行われていました。

そして、私たち島に住む人は、子どもの頃、お遍路さんを見かけると、「お遍路さん、おまめちょうだい!」と小さな手をお遍路さんの前に差し出したりもしていました。


島の人はお遍路さんを修行中の弘法大師だと思い、お遍路さんは島の人のお接待などを大師の姿だと思うところもあったそうで、お互いに相手を敬うことで、温かい関係が保たれていたのだなと感じます。

170121島開き法要 (88).JPG



小さな頃、小豆島霊場を巡りました。
小豆島にこんな場所があるのだなというくらい、小さな足では転げ落ちてしまうような坂道や岩場、かと思えば、きらきらした海のすぐそばにある霊場。子どもながらに神妙に、それぞれの霊場を楽しみながら巡った記憶が今でも蘇ります。

IMG_5636.JPG



自然豊かな小豆島ですが、特に霊場は、海や山や空、そして季節ごとの植物などを近くに感じることができる場所です。

さて、自分の子どもたちにも自分と同じような記憶を残してあげたいなあ。
と思い、この春は88カ所霊場をまた巡りたいなあと思っているところです。


小豆島町企画財政課 広報担当 中川

posted by 小豆島観光協会 at 19:07| 香川 ☁| 小豆島八十八ヶ所霊場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする