2017年04月11日

ここで一句

日中の気温が20°を超える日も出てまいりました。

しかし、春めいたかと思うと冷え込んだり、という繰り返しが続いております。

皆さま風邪などひかれないようお気を付けください。

さて、雨かと思われた先週末、思わず晴れたので小豆島町福田地区にある「いづみ公園」に桜を見に行きました。

いづみ公園は福田港から西へ徒歩10分ほど、車であれば2,3分で行くことができます。

それでは、その際に撮影した写真をいくつかご紹介します。


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いづみ公園は、もともと地元の方の憩いの場として造園された日本庭園です。

そのため、桜だけではなくコイの泳ぐ池、植木、石どうろう等を同時に楽しむことができます。

そして、あちこち歩くとこのような石を見つけることもできます。


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「海の鳥 まじかに遊ぶ つつじ山」


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「一杯の 酒に葺田の 桜鯛」


小豆島町のとなり、土庄町出身の俳人・俳画家である赤松柳史さんの句があります。

他にも、作者は違いますが、「この島の 平和はつきず 冬うらら」、「小豆島 ひぐらし鳴きて 海に月」と彫られた石もあります。



多くの人が句にした景色、一度見にいらしてください。




■ □ お知らせ □ ■
4月13日(木)、4月14日(金)の18時30分から、同じく小豆島町福田地区、旧福田小学校(福武ハウス)において「桜のライトアップ」が行われます。

こちらもぜひ。






小豆島町 商工観光課 たからだ


posted by 小豆島観光協会 at 11:03| 香川 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月10日

尾崎放哉と井上文八郎の心

4月7日は尾崎放哉の命日でした。
5・7・5の形式にとらわれない自由律の俳人として知られる尾崎放哉(1885〜1926年)。
最期の8ヶ月を小豆島 南郷庵の庵主として過ごし、そこで生涯を閉じます。
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毎年この命日には、南郷庵の本殿である西光寺において、放哉を偲ぶ法要、お墓参り、小豆島尾崎放哉記念館見学、そして午後からは講演が行われます。
講演は、「放哉さんとの出会いの中で〜井上一二の世界〜」という演題で、「放哉」南郷庵友の会会員の森 克允さんがお話しされました。
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森さんは尾崎放哉を深く研究され続けていて、昨年は小豆島観光協会の主催セミナー「まるごと小豆島」でもご講演いただいています。
(*その際のブログはこちらから→http://shodoshima-tourism.seesaa.net/article/441453478.html

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今回の講演では、その際にもお話しがあった井上文八郎氏(俳人名:井上一二/1895〜1977年)について、さらに詳しく知ることができました。

井上文八郎氏は、小豆島土庄町の渕崎という地域にある裕福な醤油醸造家の次男として生まれました。子どものころより祖父に俳句を習い、俳人 荻原井泉水(せいせんすい)に師事します。

俳句を作りながら、若くして家督を継ぎ、醤油が全国大会で三等賞になるなど家業にも力を注ぐ一方、その人格から地元の塩業組合長や村会議員、数々の役職にも就いて社会的にも活躍します。
1924年(大正13年)、29歳の時に『渕崎土庄都市計画理想図』という絵図を描いて、実現に向けて尽力されました。
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そんな中、井泉水から、同じく門下であった尾崎放哉の世話を頼まれます。
尾崎放哉が小豆島にきて3ヶ月後に書いた「入庵雑記」にも、「同人井上氏の御同情は申す迄も無く至れり尽せりでありまして・・・」とあります。
いくら師匠の願いとはいえ、当時、肺結核という伝染病を患い、お酒の癖は悪い上に無収入の放哉を受け入れるのは迷惑だったことと思いますが、それでも食事や金銭の支援をし続けました。

1926年(大正15年)に放哉が亡くなった数年後、井上文八郎氏は、渕崎村長に就任し、大阪の東洋紡績の誘致に成功します。また、香川県議や、土地改良区組合長、小豆島ロータリークラブの初代会長など、さらなる要職を歴任し、小豆島の産業、観光の推進、そして生活や自然環境、文化の保全の基礎を作り上げられました。
そこには、産業や観光、どれか一つに目を向けるのではなく、全てを総合的に考え、計画的に開発していく姿勢が見て取れます。

そして、1946年の終戦の翌年には、常務理事の井上文八郎をはじめ多くの人によって、小豆島観光協会の前身である小豆島開発協会が設立されます。
設立趣意書には、「吾人同士相謀り国土再建は先ず脚下の郷土小豆島よりの見地に立ち、島民有志諸賢に檄し、我か小豆島の開発を目的として島の産業、経済、交通、観光、文化の発展に就いて貢献する為め、茲に小豆島開発協会を設立する所以であり・・・」と書かれていました。
戦後の混乱期に、井上文八郎氏をはじめとする偉人たちの先見の明、そして努力を感じると共に、現在島に暮らす私たち、そして観光に訪れて下さるお客様の環境は、この知恵と努力によって整えられたのだと改めて感じました。
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井上文八郎の心は、島のあちこちで引き継がれています。
そして一年に一度の放哉忌は、放哉の人生や句、そして当時の小豆島や小豆島を築いてきた人たちとその心について知る貴重な機会です。これからも足を運び続けたいと思います。

小豆島観光協会 岸本
posted by 小豆島観光協会 at 16:13| 香川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月06日

第65回日本観光ポスターコンクールに出品しています!

この度、小豆島観光協会で制作した二種類の観光PR用ポスターが、「第65回日本観光ポスターコンクール」の一次審査を通過しました。
この日本観光ポスターコンクールは、日本観光振興協会が主催し、観光宣伝ポスターの質的向上と国内観光振興の促進を目的として、昭和22年より開催しています。昨年12月より作品募集を開始し、全国各地より応募がありました。その中から一次審査で約50団体が選ばれ、現在オンライン投票を行っています。

今回、小豆島観光協会が応募したポスターをご紹介します。
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一つ目は『オリーブ』。
日本で初めてオリーブ栽培に成功した地である小豆島の歴史と、人々の努力がテーマです。老木の大地を踏みしめるような足元に、新芽が芽吹く様子から、オリーブの力強い生命力と、オリーブに向き合ってきた小豆島の人々のたゆまぬ努力を感じてもらいたいという想いが詰まっています。

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二つ目は『寒霞渓の春』。
『寒霞渓の春』は、小豆島の自然がテーマです。
霧が立ちのぼる寒霞渓の奇岩群の間に、鮮やかなツツジがしっとりと咲く風景から、小豆島の自然が造りあげた特異な地勢と、季節ごとに美しい彩りを奏でる豊富な植生を表現した作品です。

どちらの作品も、「島」の魅力といえば「海」という単一なイメージだけでなく、小豆島の『自然・伝統・文化』に溢れる多様な魅力を一つでも多く伝えたいというテーマで制作しています。
迫力ある写真で人々の目をぐっと惹きつけ、小さな文字を読もうと足を止めてポスターに近づいてもらえるようなデザインです。

5月1日(月)までオンライン投票を受け付けておりますので、是非とも皆様の一票をお願い致します。

≪第65回日本観光ポスターコンクール.≫
オンライン投票はこちらから!
https://www.kankou-poster.com/item/7.html

小豆島観光協会 角田
posted by 小豆島観光協会 at 16:37| 香川 ☁| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

4月16日「さくらの森」湯茶接待が行われます!

※4月9日(日)に予定していました「さくらの森」湯茶接待はさくらの開花が後れていることと、9日が雨の予報のため一週間延期し4月16日(日)に開催いたします。

いよいよ新年度がスタートしました。

春に突入した小豆島では至る所で春の花々が咲き誇っています。

黒岩地区では段々畑で菜の花が満開になってます。

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屋形崎の「夕陽の丘」の段畑ではあんずの花が今見ごろを迎えています。

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そして戸形地区の旧戸形小学校の地先では今年も海の上をこいのぼりが泳ぎ始めました。

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肝心の桜はまだ開花したばかりで、見ごろはこれからです。
今週は非常に暖かい日が続くとのことなので週末あたりに一気に見ごろにになるでしょう。

そして今週の日曜日は今年も春恒例の「さくらの森湯茶接待」が行われます。
http://shodoshima.or.jp/?p=7289

日程:2017年4月16日(日)
時間:10:00〜(先着300名様限定)
場所:蛙子池・記念碑前
料金:無料

湯茶接待の場所はおさるで有名な銚子渓近くの「蛙子池」の周辺です。
(銚子渓おさるの国の駐車場から伝法川沿いに町道を約1km奥(南東方向)に進んだ場所に蛙子池があります。)

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ここには今から11年前に桜の木約1000本が植えられ「さくらの森」と名付けられました。
今では木が成長して見事な「森」になっています。
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昨年はこの湯茶接待に過去最高の数の人に来ていただきこの行事も知名度が上がってきました。
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今年も多くの皆様に「さくらの森」を訪れて春の景色とささやかなおもてなしの心を楽しんでいただき
たいと思います。ぜひお越しください。

なお、当日が雨の場合は中止となります。
中止の場合は金曜日に町内の防災無線や商工観光課のHPでお知らせいたします。


土庄町商工観光課 石床

 
posted by 小豆島観光協会 at 18:04| 香川 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月31日

名工 丹波佐吉の神馬発見!

小豆島の土庄町渕崎という地区の富丘八幡神社に、石造の神馬(しんめ)があります。
先日、この神馬の作者が、江戸末期の名工 丹波佐吉であることがわかりました。
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きっかけは、小豆島の狛犬を調査している「小豆島狛犬探究会」が、島内の狛犬を探訪する会で富丘八幡神社を訪れた際、ふと目にした神馬の台座に、佐吉の銘である『照信』と彫られていることに気付いたのです。
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丹波佐吉は、奈良県宇陀市など関西を中心に活躍し、狛犬や仏像、灯篭などが残されています。
石で尺八を見事に作り、孝明天皇から「日本一」と称れるほどの腕前だったようです。

しかし、今回のような“神馬”が見つかったのは全国でも初めてで、また、香川や瀬戸内海で佐吉の作品が発見されたのも初めてだそうです。
当時著名な石工であった佐吉の神馬が、どのような経緯で小豆島の富丘八幡神社に奉納されたのかはわかっていません。

先日、佐吉の師匠であった石工 難波金兵衛(伊助)の6代目にあたる金兵衛さんが、兵庫県丹波市から神馬を観るために小豆島を訪れてくださいました。
難波家は石工として現在も続いており、6代目金兵衛さんは、佐吉の研究、また津軽三味線の奏者、そしてもちろん石工として活躍なさっている方です。
佐吉の神馬と対面された6代目金兵衛さんは、その傷んだ姿を残念がりながらも、この大発見と小豆島との縁に感激してくださいました。
狛犬探究会のメンバーと交流の場を持ち、数年前に自ら造られた石の尺八を披露してくださったり、三味線を演奏してくださったりしました。

さらに、奈良から佐吉の石仏に詳しい大学教授の磯辺ゆう先生も調査に来てくださいました。
佐吉の作品を研究されている磯辺先生も、やはり佐吉の神馬は初めてとのことで、ひと目観て”佐吉作”との判断はできないが、神馬に彫られた繊細な模様に佐吉らしさを感じるとおっしゃり、銘を見て、間違いなく佐吉の手によるものだとお墨付きをいただきました。
また、よく神馬を残してくれました、そしてよく銘に気づかれましたねと感心なさっていました。
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この日は愛知県岡崎市から、石彫家の方もいらっしゃり、佐吉の施した彫りの技術の高さについてもご説明いただけました。
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これほどの価値のある神馬を、今後多くの方に観ていただき、これ以上の風化を防ぐために、神社の神主さん、総代、そして地元の石工さんや建設業の方々によって、境内に新たな台座や屋根を設立し、神馬を保存・公開する計画が進められています。

磯辺先生は佐吉の神馬の他、狛犬探究会の案内で、小豆島の江戸時代の狛犬を数カ所調査されました。
短時間でしたが、作者不明だった狛犬の台座に、大阪の著名な石工の名前を新たに発見してくださったりしました。
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江戸時代、海上の要所として様々な地域と交流のあった小豆島ですが、佐吉の神馬の発見をきっかけに、当時の交流についての研究がさらに深まりそうです。
そして、神馬を通して、新たな交流が生まれようとしていると感じました。

小豆島観光協会 岸本
posted by 小豆島観光協会 at 17:08| 香川 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする