2017年01月23日

島の春は鈴の音とともに。

大寒から立春までは、1年の内でも最も寒い時期といわれますが、本当にそのとおりですね。
小豆島の山々には雪が積もり、今日は、町の中もちらちらと雪が舞っています。

そんな寒い日々の中、
少し暖かな陽ざしがさした1月21日の朝、小豆島霊場88カ所の島開き法要が行われました。

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小豆島霊場88カ所は弘法大師空海が、生まれた讃岐の国から京の都へ行き来する途中に、たびたび小豆島に寄られ修行をした地であることが伝えられ、創始をされたといわれています。


そして、この弘法大師が入定した日(命日)が、3月21日と伝えられており、毎月21日は空海の縁日とされ、年初の縁日は「初大師」といわれています。


小豆島でも、毎年、この初大師の日に、「島開き法要」を行っており、今年もフェリーで土庄港に着いた『但馬金剛弘徳会』の方々を、住職や、山伏、ご詠歌隊、お稚児さんらが「お迎え大師」の尊像と共に、お迎えして、約1キロ弱の道のりを練り歩き、小豆島霊場総本院にて厳かな法要を行いました。

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「島の春は、鈴の音とともにやってくる」といわれ、すっかり春を感じさせる風物詩としても有名になりました。


常光寺.JPG


お遍路さんといえば、お接待。今では色々な使われ方をする「お接待」という言葉は、本来、仏教語で、布施の一つとして、修行僧に門前で湯茶などをを供することをいうそうです。


昔から小豆島ではお遍路さんへのお接待が盛んに行われていました。

そして、私たち島に住む人は、子どもの頃、お遍路さんを見かけると、「お遍路さん、おまめちょうだい!」と小さな手をお遍路さんの前に差し出したりもしていました。


島の人はお遍路さんを修行中の弘法大師だと思い、お遍路さんは島の人のお接待などを大師の姿だと思うところもあったそうで、お互いに相手を敬うことで、温かい関係が保たれていたのだなと感じます。

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小さな頃、小豆島霊場を巡りました。
小豆島にこんな場所があるのだなというくらい、小さな足では転げ落ちてしまうような坂道や岩場、かと思えば、きらきらした海のすぐそばにある霊場。子どもながらに神妙に、それぞれの霊場を楽しみながら巡った記憶が今でも蘇ります。

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自然豊かな小豆島ですが、特に霊場は、海や山や空、そして季節ごとの植物などを近くに感じることができる場所です。

さて、自分の子どもたちにも自分と同じような記憶を残してあげたいなあ。
と思い、この春は88カ所霊場をまた巡りたいなあと思っているところです。


小豆島町企画財政課 広報担当 中川

posted by 小豆島観光協会 at 19:07| 香川 ☁| 小豆島八十八ヶ所霊場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月15日

第6回女子へんろ

6月8日に第6回女子へんろがおこなわれました。
女子へんろとは、ショウドシマクリエイティブという島に住む
若い人が立ち上げたグループが企画しているもので
はじめるのに敷居が高いと思われているお遍路を気軽に初めてもらおうと
はじまったものです。


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今回の女子へんろについてショウドシマクリエイティブのメンバーであり
小豆島八十八ヶ所霊場第八番札所 常光寺副住職である
大林慈空さんにおはなしを伺いました。


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Q.今回はどれぐらい参加者があつまりましたか?


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「今回集まった人数は38人です。
下は9才から上は50代までさまざまな年齢層の女性があつまってくれました。
だいたい島内と島外で6:4くらいですかね。
高松、岡山、京阪神、滋賀などから参加されてました。」


Q.今回の女子へんろはどうでしたか?


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「堀越庵から田浦庵にかけての峠越えがきつかったです。
堀越庵についた時点でお昼時だったので、みなさん、おなかがペコペコの状態でした。
なので、山越え前にシュークリームをたべました。
終わってからのアンケートであのおせったいがなければ
山越えできなかったと書いていた人が多かったですね(笑)」


女子へんろのお楽しみのひとつは、お寺や庵でいただく
お接待や、小豆島ならではのものが食べられるお昼ごはん
だったりもします。


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Q.お遍路文化のはじまりについて教えてください。


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「小豆島八十八ヶ所霊場に参られるお遍路さんは、島根や鳥取、兵庫、京都、
福井など日本海側の農村地域から来られる方が多かったようです。

山陰の冬は雪深く、あたたかな気候の小豆島に来ることはお参り
以外の楽しみでもあったかもしれません。
農閑期は集落単位で行動できるので、それぞれの集落が遍路集団を
形成してお参りしていました。
農業は自然が相手なので、豊作を願って仏様にお祈りする旅に出るのは
必然の行動だとも言えます。

ところが、この10年、20年のあいだに社会情勢が変わり、
農村地域から人が減り、兼業農家が増え、年配者ばかりでは
遍路集団を維持できなくなり、結果、お遍路さん自体の数が減ってしまいました。

昔は親子3世代でお参りしているお遍路さんをよく見かけたものですが、寂しくなりました。」


お遍路さんの減少は田舎の過疎化という参る側の事情があったようです。


時代が変わりライフスタイルも変わったのならば
その変化に合わせた新しい切り口が必要。


女子へんろはこれからの時代にぴったりの企画なのではないでしょうか。


四国八十八ヶ所霊場とまた別に小豆島には小豆島八十八ヶ所霊場がありますが
コンパクトでまわりやすく一週間でまわれる
忙しい現代の人に適している気がします。



Q.女子へんろをはじめたきっかけはなんですか?


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「お遍路のおもしろさをどれだけのひとが知っているんだろうという疑問がありました。
実際、自分が小豆島霊場を歩き遍路して、ものすごく面白いと感じたし、
この面白さを多くの人に体験して欲しい。
知らないより知った方が、その人にとってハッピーだと思ったんです。

なぜ女子限定かというと、男子よりも女性の方が行動的な人が
多いように感じたからです。小豆島では、東京や大阪など、
都会からやってくる女性のひとり旅、あるいは
女性グループの旅人をよく見かけますので。

女へんろではなく、女子へんろとしたのは、
女子トークをしながら・・・みたいな気安さをイメージしています。
こうした狙いは概ね当たっているようで、
口コミで参加者が増えていってます。」


Q.女子へんろをやって良かったと思うことは?


「女子へんろに参加してくれた人が
”ひとりでもお遍路に行ってみようと思います”
と言ってくれるのが一番嬉しい。
みんながそう思わなくても一人でもそういう感想を
もってくれた人がいたらやってよかったと思います。


一緒に女子へんろを運営しているショウドシマクリエイティブのメンバー(男)が
参加者に熱くお遍路について語っているのを聞いた時も嬉しかったですね。
もともとスタッフもお遍路については素人集団だったので。」


わたしも何度か参加させていただいていますが、
朝から夕方まで歩いてお参りすると
なんといもいえないすっきり感を感じます。


おへんろってなんやろ?って思っていたレベルで
参加しはじめましたが、はじめるまえとあとでは
おへんろ文化の意味の感じ方が全然ちがいます。
ひとのことばでおへんろの意味を聞くよりも
体験すればすぐに分かります。


さて、次回の女子へんろは12月7日を予定しているそうです。


参加の理由はひとぞれぞれ。
一度は経験してみる価値ありです!




ボウノ
(写真:大林慈空)



●これまでの女子へんろに関する記事●

第5回女子へんろ
第4回女子へんろ
第3回女子へんろ




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2012年10月3日〜2013年11月21日までのブログ記事は
『豆子のまめナビ』http://mamevavi.seesaa.net/をご覧下さい

「アート小豆島・豊島2014」
http://artguide.shodoshima.or.jp/



posted by 小豆島観光協会 at 23:53| 香川 ☁| 小豆島八十八ヶ所霊場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月14日

夏至観音の季節です

小豆島町坂手の小豆島霊場1番札所・洞雲山では、夏至をはさんだ
約50日間だけ、岩肌に観音像『夏至観音』が浮かび上がります。


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数十年前にお遍路さんが撮った写真の中に偶然見つけたもので、
頭を右に少し傾け、錫杖(しゃくじょう)を持っているように見えます。


夏至観音は、陽光が洞窟へ差し込む時、周りの岩壁などに
光が当たって観音像のかたちとなる不思議な自然現象。


見られるのは晴天の日の午後3時すぎのわずか数分。


ありがたい姿をひと目拝みたいと、
毎年お遍路さんたちが大勢参拝に訪れます。


日程:6月〜7月中旬くらいまで

時間:晴天の日の午後3時すぎの数分


わずかな時間に
観音さまのかたちになっていく光はとっても神秘的で
不思議な体験です。


実物は写真で見る以上の感動があるので
ぜひ実際に見に行ってみてください。




ボウノ





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