2017年08月21日

踊って学ぶ!?第30回まるごと小豆島を開催しました

先日8月10日に第30回主催セミナー「まるごと小豆島」記念特別講演を行いました。
今回の講師はこちらの方々!
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創作阿波踊り集団「寶船」のリーダー(写真中央)米澤渉様にご登壇頂きました。
「寶船」は阿波踊りの本場・徳島県出身の連長が主宰となり、東京都で発足しました。2012年には日本初のプロ阿波踊りグループとなり、以後年間約250ステージ、世界18都市へ活動を展開しています。
そんなご経験を踏まえ、今回のテーマは「インバウンドを味方につけるチカラ」と題し、お話頂きました。
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舞台に立つ時と同様の衣装でご登場!
明るくハキハキとされた米澤様のお話に引き込まれていきます。

ご講演の中でこんなお話がありました。
「島に来た外国人が、初めて出会う人があなたかもしれません。あなたの笑顔と対応で、小豆島の印象は決まります。」
例え英語が出来ずとも、目を合わせてニッコリ。それだけでコミュニケーションは生まれるのではないでしょうか。なんだかこの島の人はフレンドリーだな、そう思ってもらえる島でありたいと思いました。

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講演の後は、ちょっとだけ阿波踊りのレクチャーも!
「阿波踊りは、大きな舞台も照明も道具も必要ありません。体と笑顔で日本文化を伝えられるツール。外国の方とのコミュニケーションにも通ずるところがあるのでは。」と米澤様は仰います。

「踊る阿呆に、見る阿呆〜、同じ阿呆なら踊らにゃ損!損!」
・・・というわけで、私も踊りました!
輪になって体を揺らしているだけで感じられる一体感。
初めて出会う「寶船」の皆さんとセミナー参加者の皆さんに、何か絆が出来たように思いました。
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夜は肥土山で寳船のイベント「阿波オドル島の夜」が開催されました。
地元の方の手作りの舞台、そして美しい田んぼの中で、素敵なひとときとなりました。
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おかげさまで主催セミナー「まるごと小豆島」は、開催30回を迎えることが出来ました。
これまでご登壇頂いた講師の方々、そしてご参加頂いた多くの方々に改めまして感謝申し上げます。
島のこと、島を取り巻くこと、島の過去と未来、歴史あること新しいこと・・・これからも様々な視点から学ぶことのできるセミナーを開催して参りたいと思います。

小豆島観光協会 角田
posted by 小豆島観光協会 at 15:31| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月18日

お盆のひととき


多くの人で賑わっている夏の小豆島。

特にお盆休みは、ふるさとである小豆島に帰省された方も多かったのではないでしょうか。


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(今日も暑い1日となりました)


この「お盆」の起源は、7月15日を中心に行われる「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という亡くなった人の魂を供養するという仏教行事に由来し、日本では推古天皇の時代に初めて行われたと言われます。


小豆島でもこの数日間に様々な伝統行事が行われます。

小豆島町の3つのお盆の風景をお伝えしたいと思います。


ひとつめは、「負い縄そうめん」。

安田地区の川崎康二さん宅で作られる「負い縄そうめん」は、のれんのように延ばした手延べそうめんを編み込み、仏壇にかけます。

お盆に家に帰ってきたご先祖様がお素麺で編んだ縄にお供え物を包み、背負って戻れるようにとのことで始まり、「負い縄そうめん」と名付けられと言われています。

今では、小豆島町内では川崎さん宅以外はほぼ残されていません。

今年は米寿を迎えた川崎康二、綾子さんご夫妻と子、孫、ひ孫までの4世代26人が集まりました。


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(箸分けの要領で)

近所にある製麺所から、生そうめんが到着するや否や、急いで、ご仏壇の長さに合わせた棒に掛けていきます。

乾燥すれば折れてしまい、きれいに編むことができないので、真夏、窓もしめきり、エアコンもかけず、黙々と編みます。


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(川崎綾子さん)


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(みるみる編みますが、本当に難しいのです)



子どもたちも負けていません。
時々、喧嘩もしながら、とにかく元気。
小さな子どもたちにしっかり教えてあげるお兄ちゃん、お姉ちゃんたち。しっかり伝えています。


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(こどもバージョンの編み方で挑戦)



少し下を残し、編み終えたら、はさみで切り揃えて、完成です。


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(きれいに切り揃えます)


そして、お仏壇に飾り、皆でご先祖様に、お参りをします。



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子どもたちに負い縄そうめんの由来とともに「あなたたちにもご先祖様がいて、今、みんながここにいる。」とご先祖様の大切さを語りかける綾子さん。

綾子さんの話を静かに聞いていた子供達ですが、「来年もみんなでしようね。」という声に「はーい!」と元気いっぱい、お返事。


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(見事な「負い縄そうめん」の完成です)


「負い縄そうめん」について綾子さんは「形を作ることも大切だけど、本当に大切なのは、心。ご先祖様を大切に思う心が大切。」と語ってくれました。




ふたつめは、「川めし」。

まだ、日差しも蝉の声も弱い8月14日の朝5時すぎ。

小豆島町神懸通の立恵地区付近を流れる別当川の川原で「川めし」の準備が始まっています。


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(立江橋から)



町指定無形民俗文化財である「川めし」は、家族や親戚らで川原に集まって、五目めしを炊いて、無縁仏(餓鬼)を供養する行事です。


由来は定かではありませんが、年中行事の一つとして各地で行われていた「盆釜」あるいは「餓鬼めし」などと呼ばれた習俗が残ったものだと言われています。


前日に用意をした石で作った釜床で、油揚げやシイタケなどが入った五目めしを炊きます。


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(勢いよく炊き込みます)


そうしている間に、いつの間にか家族や親戚が集まり、色々な話をしながら、ご飯が炊き上がるのを待ちます。



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(美味しそうに炊き上がりました)



炊き上がったご飯は、まず、柿の葉を主とする広い木の葉12枚(うるう年は13枚)に盛り付け、水辺の岩の上に置き、無縁仏にお供えをします。


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(手を合わせて供養)


そして、残った川めしをみんなで食べるのです。川めしを食べると夏病みをしないと言われています
今年は、約8世帯70人の方が、朝早い川原で「川めし」を食べました。

眠そうな目でおじいちゃんやおばあちゃんのお手伝いをしっかりと頑張る小さな子どもたち。


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そんな様子を家族や親戚が輪になって見守りながら、大切なものを伝えていく、そんな静かな朝のひとときでした。


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(大切なものが伝えられていきます)


最後は「安田おどり」。

8月14日は各地区で盆踊りが行われます。各地域で様々な踊りが伝承されています。



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(力強さにあふれます)


県指定無形民俗文化財でもある安田地区の「安田おどり」はもともと江戸時代のかなり古い頃から地元にあった盆踊りを、江戸時代末期に安田出身の歌舞伎役者・嵐璃当が郷土への贈り物として完成させ、踊り伝えられてきたと言われています。



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(入庭)



円を描きながら登場する「入り(入庭)」から始まり、南北朝時代に星ケ城を築城した佐々木信胤とお歳の局との恋物語が織り込まれ、語られる「手踊り(素踊り)」、「中歌(置き歌)」、そして、男はうちわ、女は扇を持って踊る「扇の手(扇踊り)」、最後に「出(出庭)」で締めくくる形になっています。


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(手踊り(男踊り))



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(中歌)




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(扇の手(女踊り))


「手踊り」と「扇の手」は男踊りと女踊りに分かれ、素朴で力強い男踊りと京風でしなやかな女踊りのコントラストが絶妙です。

安田おどり保存会を中心に小さな子どもからご年配の方まで、地域が1つとなって大切に守り続けています。


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(子どもたちも力いっぱい踊ります)


今年は、毎年恒例の小豆島まつりが中止となりました。
(小豆島町は花火店の火災事故、土庄町は台風接近のため)

いつもより静かなお盆だったかもしれませんが、
日本らしい、小豆島らしい、夏の特別なひとときは変わることなく過ぎて行きました。

華やかだったり、目立たずひっそりであったり、カタチは様々ですが、それぞれの美しさがあります。
そして、それぞれに思いが込められていました。


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(8月15日西村地区精霊流し)


過ぎていく夏の日を楽しみながらお過ごしください。


小豆島町企画財政課 広報担当 中川


posted by 小豆島観光協会 at 18:00| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

台風の一日

台風5号の接近で、朝から雨と風が強い小豆島。

前日から閉館を決めた観光施設もあり、せっかくの観光に来られた人たちにとっては、残念な一日になりそうです。


台風が近づくと、決まって見られる光景があります。

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(きのうの夕方)

内海湾に入ってくるたくさんの船です。
内海湾は入江になっていて、奥が深いので、近くを通る船が台風の被害を避けるため、
湾内に入って停泊し、静かに台風が行き過ぎるのを待ちます。

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毎日、海水浴を楽しむ人たちで賑わうオリーブビーチでも、沖には停泊している船が見受けられました。

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オリーブの木もこのとおり。

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必死で激しい雨風と戦っていて、
大きくなり始めている実が傷ついたり落ちてしまわないか心配です。

被害がなく通り過ぎるのを待つしかないですね。


小豆島町観光協議会   高岸

posted by 小豆島観光協会 at 13:28| 香川 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする