2017年09月21日

中山春日神社奉納歌舞伎

小豆島では、まもなく秋まつりのシーズンを迎えます。


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(亀山八幡宮)


島全体が華やかな雰囲気に包まれるこの時期は、太鼓台の奉納はもちろんのこと、幟さしやオシコミ、オオネリなど地域の人が守り抜いてきた伝統文化を多く目にすることができます。


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(獅子せかし・葺田八幡神社)


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(オシコミ・池田浜条馬場前の浜)


10月8日に奉納歌舞伎を行う「中山農村歌舞伎」もその1つです。

約300年ほど前の江戸時代中期にお伊勢参りや上方に行った島民がその文化に触れ、衣裳などを持ち帰り、自分たちで演じるようになったそうです。

幕末から昭和初期頃までは、島内で140ヶ所の上演場所(仮舞台含む)があったと言われています。

中山農村歌舞伎では、10月8日の奉納歌舞伎に向け、7月中頃から練習を始めました。

今年の演目は、
第1幕 三番叟
第2幕 青砥稿花紅彩画−稲瀬川勢揃いの場−(子ども芸)
第3幕 仮名手本忠臣蔵三段目松の間刃傷の場
第4幕 伊賀越道中双六六段目沼津
となっています。

こどもたちは、夏休みに入ってすぐ、「読み合わせ」と呼ばれる練習を始めました。

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(読み合わせの様子)


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(たくさん書き込まれた台本)


歌舞伎ならではの読み方、言い回しなどを確認し、セリフを覚えたところで所作を伴った「立ちげいこ」へ進み、中山の舞台開きを待って「舞台げいこ」へと入りました。



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(中山ふるさと会館での立ちげいこ)



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(中山の舞台でのけいこ)



「中山に生まれたら、歌舞伎は見るものではなく、やるもの」と言われるほど、歌舞伎は身近な存在です。
昔は小学5・6年生が中心でしたが、今では、少子化により、小学2年生から舞台に立ちます。

今年は、お兄ちゃん、お姉ちゃんの練習を見て、自然に歌舞伎を覚えた4歳と6歳の可愛い子どもたちも特別出演しますので、お楽しみに。


そして、第4幕の「伊賀越道中双六六段目沼津」は、昭和34年に中山で上演されてから約60年ぶりとなります。
とにかくセリフが多いので、役者さんは未だ苦しんでいますが、きっと本番では、バッチリ決めてくれることと思います。


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(「沼津」組、練習中)


役者さんをはじめ、衣裳方、化粧師、大道具など多くの力で今年もまた伝統が受け継がれていきます。


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(中山農村歌舞伎のお母さんたちが早朝3時から作るわりごう弁当)


そして、平成27年に「小豆島農村歌舞伎」(中山農村歌舞伎と肥土山農村歌舞伎)が「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選ばれ、今年度から両町が共同で文化財的な調査を行っています。


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(衣装調査)


これは、「小豆島農村歌舞伎」の調査・記録・保存・公開などに関する経費の一部に国の助成を受けられるようになったもので、文化的価値が認められれば、重要無形民俗文化財の指定につながる可能性があります。


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(聞き取り調査)



この伝統文化を次の世代へつなぐことはとても大切なこと。

力を合わせながら、目の前にあることに一生懸命取り組み、楽しむことが、何よりも大切なことだと、その姿を見ていて思います。

中山春日神社奉納歌舞伎が10月8日17時からです。
入場無料・観覧自由ですので、皆様どうぞお越しください。


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詳しくは小豆島町HPをご覧ください。→こちらから



小豆島町企画財政課 広報担当 中川



posted by 小豆島観光協会 at 17:36| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする