2017年04月17日

今年の大石先生たちの決意。

今年の春はなかなか咲かなかった桜。

咲き始めたと思ったら、一気に満開になり、入学式や入社式など新しい門出を彩ってくれた桜も、風に乗り、ピンク色の絨毯のように地上に舞い降りました。



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少しずつ、新たな環境の変化にも慣れてきた頃かと思います。





先日、壺井栄さんの小説「二十四の瞳」のモデルともなったと言われている「岬の分教場」において、この春、小豆島町に新規採用となった先生、そして、島外から赴任されてきた先生の研修会がありました。



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二十四の瞳の舞台ともなったこの場所で、小豆島町で子どもたちを育てていく先生としての心構えを学びます。



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最初に、塩田幸雄町長から、自身の子供の頃の学校での思い出や、新しく開校した小豆島中央高校を頂点にして、小豆島が1つとなって進める一貫教育の推進などについての講話がありました。

新しい高校が開校して、まさに小豆島にとっては、「教育元年」となるこの時に、主役となる子どもたちとともに新しい教育を進めていく先生たちに、自分たちの住む島の現状やこれから目指すべきことを知ってもらい、これから、自分たちの島の教育を、自分たちの力で、どのように切り開いていくのか、ということを考えてもらうことは、とても大切なことです。




その後、昨年同じようにこの場所で、研修をうけ、1年間小豆島町で勤務された先輩の先生4名からのメッセージが伝えられました。



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小豆島で生まれ育ち、島外の大学進学後、島に戻り、教師になった

小豆島中学校の中澤先生は、

「初めての担任で、何もわからない中、先輩の先生や慕ってくれる子どもたち、温かい言葉をかけてくれる地域の人に助けてもらった。今、子どもたちに伝えたいことは、私と同じように、1度は島の外に出るかもしれないかもしれないけど、やっぱり島がいいな、戻りたいなと思ってもらえるように、私が外に出て感じた島の素敵な良さを伝えていきたい。」




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4月に新しく開校した小豆島中央高校の川口先生は、島外から赴任して2年目。

「小さな島で育った子どもたちは、新しい環境などへの変化に時間がかかるところもある。子どもたちにしっかり向き合って関わってほしい。また、皆さん自身が、島を見て、魅力的なところを探して、この小豆島を好きになってほしい。その上で生徒たちに関わると教育の質も上がってくるのではないか。」

とアドバイスを送りました。



最後に、石田光博安田小学校長先生が、自身の教師1年目を振り返りながら、

「教師にとっては、教師生活の中のたった1年かもしれないが、生徒にとって、その学年は1度だけ。どんなに未熟であっても、子ども達にとっては、一生、心の中に残る担任の先生。考えて考えて動かないより、まずは動くことを意識して。」

との言葉を贈りました。



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参加した新しい先生方からは、

「先輩方のお話で、「あたたかさ」という言葉がたくさん出てきたが、今私も、地域や保護者の方、子どもたちの「あたたかさ」に支えられている。出会えてよかったと思ってもらえるような教師になりたい。」

「分からないことが分からない。そんな日々の中で、子どもたちに元気をもらっている。一生懸命やれば子供たちはついてきてくれる、と信じて頑張っていく。」

との前向きな言葉が聞かれました。



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「教育の原点」として、今も全国から多くの先生が訪れる「岬の分教場」。

壺井栄さんの小説「二十四の瞳」の大石先生も、岬の村の分教場に赴任した当初は、

「言葉の通じない外国へでもやってきたような心細さ」だったといいます。


これからの日々の中で、教育の現場で経験を積み、きっと素敵な先生になっていくことだと思いますが、今の不安や期待などを時々思い出せるように、そして、この「岬の分教場」が初心に返ることのできる場になればと思います。


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これから先、子どもたちと共に成長していく先生たちの瞳も、子どもたちに負けないくらいキラキラしていると感じました。


小豆島町企画財政課 広報担当 中川
posted by 小豆島観光協会 at 18:36| 香川 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする