今朝は少し雪の積もった地域もあり、寒い朝となりました。
(内海ダムから臨む寒霞渓)
名勝「寒霞渓」では、昨日のお昼から雪が降り積もり始めたそうで、
今朝はロープウェイの山頂付近で3、4センチの積雪となりました。
朝の9時過ぎで気温はマイナス5度。寒くて冷たい。
でも、ふかふかの銀世界と青空の綺麗なコントラスト、
そして、風が吹くと木々に積もった雪がチラチラと舞う幻想的な風景に寒さを忘れます。
少し山の中に入ってみると、階段や道が雪でわかりにくくなっていて、
どこかに迷い込んでしまったような錯覚に陥ります。
まだ誰も足を踏み入れていない新雪!と思いきや、小さな足跡がたくさん。
動物たちもこの雪に戸惑っているかのように、あっちに行ったり、こっちに行ったりした足跡が残っていました。
こんな寒い日は、小豆島の冬の風物詩「サル団子」が見ることができるはず。
現在、「銚子渓お猿の国」には、団十郎率いるA群300匹とトラ率いるB群200匹が生息しており、銚子渓の日本サル群として香川県の天然記念物に指定されています。
(こんなお客様も)
A群のボス団十郎は、襲名から約2年。すっかり落ち着いた雰囲気です。
(A群ボス|団十郎)
一方、B群のトラは、11代目。
昨年10月に9代目トラが亡くなり、10代目トラが3日間で行方不明になったため、11代目を襲名し、約3ヶ月たちます。
最初は落ち着かない様子だったそうですが、徐々にボスらしくなってきたそう。
(B群ボス|トラ)
サル団子は、寒い日の夕方に見ることができる確率が高いそうです。
16時前になると猿たちがどこからとなく集まり始めます。
(寒さを避けるため、屋根の上が人気の場所だそうです)
今日は、寒いとはいえ、夕方はあまり風がなかったため、大きなサル団子を見ることはできませんでしたが、50匹ほどの団子がいくつか見られました。
(団十郎は、必ず真ん中に座っています)
また、この銚子渓には、「銚子の滝」と呼ばれる高さ21メートルの滝があります。
(銚子の滝)
初夏や紅葉など季節ごとに様々な表情が楽しめますが、
冬は滝が完全に凍る「氷瀑」という現象を見ることができます。
ただし、毎年見れるわけではなく、何年かに1度、だということです。(前回は2016年1月25日に5年ぶりに見ることができたそうです)
ぜひ、いつか見てみたいですね。
(小さなつららがありました)
このように、冬は、寒さのために外に出るのが億劫になりがちですが、小豆島には多くの自然を楽しむことができます。
歩いているうちに、身体も温まるし、小さな発見に心も温まります。
ぜひ、冬を楽しみましょう。
*雪道や凍結した道は、とても危険ですので、お気をつけて*
小豆島町企画財政課 広報担当 中川